2020年11月3日火曜日

「第1回MCA(Master of Co-Edo Administration)」でのアイスブレイクを通して考えたこと

 こんにちは!Co-Edoに7月から参加しているスタッフのひかりです。これからブログで私がCo-Edoで学んだことや考えたこと...あれやこれやを発信していきたいなと思います。どうぞよろしくお願いします!


ここ数ヶ月の間にCo-Edoには私の他に、まるちゃんとサラの2人のnewスタッフが入りました。3人とも、もっとCo-Edoの歴史や、いかにしてCo-Edoというコミュニティが作られてきたのかが知りたいぞ!ということで...
新しく入ったスタッフ3人(ひかり・まるちゃん・サラ)とオーナー弘治さんで、「Co-Edoについての認識、及び、それぞれが目指す方向を揃えることを目的に、Co-Edoを運営していく上でのケーススタディをする勉強会」.......その名も『MCA(Master of Co-Edo Administration)』(みなさんお気付きでしょうか...そう、MBAを文字っているのですよ!笑)を定期的に開催することにしました。


記念すべき第1回MCAは、2020年10月30日(金)に開催されました。
初回のトークテーマは、アイスブレイクも兼ねてまずは「自己紹介」と、サラの「Co-Edoではイベントの利用もあるけれど、そもそもイベントって何?」という疑問から、「Co-Edoで開催されるイベントとはどういうものか」についてででした。

さて、何度か顔を合わせてはいるものの、実はお互いのことを深くは知らなかった私たち。アイスブレイクも兼ねて、弘治さんの提案の自己紹介メソッドを試してみました。これがシンプルなのに結構面白くて、単なる自己紹介に留まらず、自然とそれぞれの想いや深い話までもが聞けました。今回はこの自己紹介メソッドと、そこで話した内容から私が考えたことをシェアしようと思います。

自己紹介メソッドその1〜名前について語ろう〜

まずは自分の名前について語ります。内容は、自分の苗字について語っても、名前について語っても、名前の由来について語っても、名前というものに対して自分がどう思っているかについて語っても、名前についてなら何でもいいので語ろう、というもの。今回は、1人1〜2分程度ずつ話しましたよ。名前、と一口に言っても語ることは様々です。名前の由来について語る人、画数について語る人もいれば響きについて語る人も。他者からどういう名前で呼ばれること多いか、また、自分はどういう名前で呼ばれたいのか。漢字で書いた時の見た目の格好よさについて語ってくれた人もいましたし、自分の名前が気に入っていることについて語ってくれた人もいました。

それぞれの名前についてのエピソードや想いを、名前とセットにして聞くと、単純にすごく覚えやすいなと思いました。個人的な物語を通して認知することで、ただの記号だった名前に、それぞれの人格や考え、主体性、個人史、思考といった諸々の側面までもが滲むようになるので、きっともう忘れられません笑。ちなみに、今回は全員、漢字についてのエピソードも話してくれたので、私はみなさんの名前がどういう字を書くのかまで、バッチリ記憶に残りましたよ!

特に印象的だったのが、サラが「自分の名前の響きは日本でも海外でも通じるから、その点も気に入っている」と話していたこと。この発言を聞いて、私は初めて、名前には、その響きによって「〇〇人だ」と判断されかねない要素があることを考えさせられました。と同時に、私も名前の響きで「きっとこの人は日本人じゃないだろう」とか「きっとこの人は女性だろう」とか「この人は若い人じゃないかしら」とか、そんな勝手なフィルターを無意識のうちにかけていることに気がつきました。本人と向き合う前に、名前だけでそういった判断をしてしまうことはいささか高慢なような気もします。また、日本で生活する上で、私は「名前で判断されて困った経験」をしたことはなかったけれども、もし自分の名前の響きが「日本人らしくなかったら」「女性らしいものじゃなかったら」どうだっただろうかと考えてしまいました。みなさんはどう思いますか?

自己紹介メソッドその2〜家族について語ろう

次は家族について語ります。こちらは、自分の家族について語ってもいいし、そうではなくて、家族観などを語ってもいい。家族に関する話なら自由に何でもOKです。これは、海外の演劇の場面で使われているメソッドの一つだそう。日本は、劇団という形で同じメンバーで公演を重ねていくことが多いのですが、海外はプロデュースという形で毎回個人が集められて公演を行うことが多いので、自己紹介やお互いのことを知る機会が必須です。家族について語ることは、集められたメンバーが短期間でお互いのことを知るためにとても有効な方法として使われているそうです。
確かに今回このトピックで話してみて、1人5分程度しか語っていない今まで一緒に仕事をしてきただけでは見えてこなかった、それぞれの人となりや人間性といった、より個人的な部分に触れられたような気がします。

私は自分の実家や、家族と過ごす時間があまり心地の良いものにならない経験が多かったこともあり、「血のつながりが1番だ」とか「家族はなんでも分かり合える唯一無二の存在だ」のような認識に複雑な思いを抱いてきました。学生時代はずっと1人暮らしがしたいと思っていたし、社会人になり、実家を出たら、出る前よりも精神的に楽に過ごせているような気がします。自分にそういう実感がある故に、なんとなく、世の中のみんなもそういう思いをもっているような気になっていたのですが、今回、みなさんの「家族についての想いや考え」を聞くと、「家族が本当に大好きだ」とか「よく連絡を取る」とか、逆に「わざわざ頻繁に連絡を取ることはないけれど、お互いに心配はしていない」といったように本当に4者4様でした。特に、「家族が本当に大好きで何でも話せる」という家族像は私にとってすごく新鮮に映りました。そして、そう思える人間関係ってとても素敵だなと思いました。
家族のあり方はそれぞれだからこそ、血が繋がっていようがいまいが、自分が安心してありのままの自分で居られる場所、生きることを肯定しあえる関係、そんな場所や人を家族と定義したいと私は思います。

おわりに

さて、こんな感じで(?)名前と家族についてお互いに話しましたよ。お互いの人となりがにじみ出る、とても面白い自己紹介メソッドでした。シンプルで何も難しいこともないので、Co-Edo以外でも積極的に使いたいなと思います。

また、今回皆さんの個人的な物語を聞くことで、自分には無かった視点を得られ、そこから思考を巡らせることができました。個人的にとても良いなあと思ったのは、MCAではそれぞれが話すことに対して、否定や、勝手な評価をされることがなく、すべての考えを尊重する空気が常に流れていたことです。Co-Edoのスタッフは年齢も、Co-Edo以外でやっているお仕事も全然違う人たちが集まっています。違うからこそ、お互いを尊重し、良い影響を与えながら一緒にCo-Edoを盛り上げていけたらいいな、と思います。

皆さんも良かったらアイスブレイクに試してみてくださいね!また、ブログを読んでくださった皆さんについてもぜひ聞かせてください。Co-Edoでお話ししましょう〜!




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