2013年9月9日月曜日

「クラウドソーシング有効活用 #1」で利用時のベストプラクティスが聞けました

みなさんこんにちは。首が痛いほうの田中弘治です。

8/26(月)に、新しい勉強会のシリーズとして「クラウドソーシング有効活用 #1」というのを開催しました。
副題として「クラウドワークスを使った開発手法」とつけ、今回は国内クラウドソーシングの雄、クラウドワークスさんのご協力のもとに開催。

まずは、勉強会の模様からどうぞ。

スピーカー其の一:クラウドワークス西山さん





最初にお話しいただいたのは、クラウドワークスの西山さん
「クラウドワークスのご紹介とその活用事例について」と題し、アプリやソフトウェア開発やサーバー開発移転などの事例をお話しいただきました。
そして、それだけにとどまらず、時給制の案件を発注するための必殺ツールCWタイムカードについてのご案内も。時給制の案件の場合、受注者がちゃんと仕事をしているか管理しなくてはなりませんよね。このツールを使うと、1時間に何度か作業時のスクリーンをキャプチャし、実際に作業を行っているかどうかを確認することができるとのこと。
これは安心ですねー。

また、クラウドワークスさんからはふたつのプレゼントが。
ひとつめは、発注者が使える5,000円分の無料クーポンでした。この勉強会は懇親会付きで2,000円ですから、発注者の方にとっては特にお得な勉強会になったと思います。
(もうひとつのプレゼントについては後ほど)

スピーカー其の二:ポケットコンシュルジュ きくもとひさとしさん





スピーカーのふたりめは、きくもとひさとしさん。ポケットコンシュルジュというサービスを運営している会社のCTOをしています。
が、開発メンバーはゼロ。え!?

じつはこの勉強会。もともとは、7月に開催したHot startups beer bash tokyo #2というビールを飲みながら新規サービスについての話を聞くというイベントがあるのですが、そのときにややおまけ的に話してもらった「エンジニアを増員しないでも進められるプロジェクト開発」というのが非常に好評だったから企画されました。

このときの内容については次のふたつの記事をご覧ください。
タスクを細分化しクラウドソーシングを使い分散開発 = 元気玉なんですねー。
ただしタスクをうまく分解してあげないと受注する側も受注できないという点が大事っぽいです。
そのためにgit(github)やテストを上手く使うというのが興味深いですね。

ツールによって受注者側のスキルの足切りを行うというのも面白いです。
そう、今やgit等各種のツールは使っていて当たり前であり、それらを使えるように(勉強等の)時間を割いていないという方は仕事にならないのですね。


スピーカー其の三:株式会社サイクス 門松直幸さん






3番目のスピーカーは株式会社サイクス門松直幸さんです。
門松さんもきくもとさんと同様、勉強会後すぐに、ブログ記事にまとめていました。
えーーはい。わたしのように1週間書かないで放置とかしないんですね、仕事のできる方々は(笑)
タイトルは、「発注者は受注者のココを見ている。発注者にとってのリスクヘッジとは?」ということで、非常に興味深いテーマでした。

当日の参加人数30人弱に対して、受注者と発注者の割合は半々。受発注どちらの立場にもなり得る方もいらっしゃったので、事前のアンケートでは20人:20人くらいになっていました。

受注者のどこを評価するべきかという話に全員が興味津々。
受注者は、どの辺りに気をつけてプロフィールやポートフォリオを掲載すれば良いかが分かるし、まだクラウドソーシング(クラウドワークス)を活用していない発注者も、どのような点に注目し受注者を選別すれば良いのかが明快でした。

ほかのお話も、なかにはきくもとさんのお話と近いことを言っていることも含まれていて、どうやらクラウドソーシングを活用している方々のベストプラクティスを聞けたような気がします。

質疑応答!



時間に余裕があったので、スピーカーのみなさんにふたたび前に出ていただき、質疑応答タイムを。
きくもとさんが、予定の15分に1秒違わずプレゼンを終わらせるという奇跡をみせたり、バッファの時間をまったく使わずに進行したのでした。
(ちなみに写真一番手前は遅刻をするMCでお馴染み橋田君。本業優先で頑張ってください!)

こういう時には質問が出ないというのが日本人の奥ゆかしさなわけですが、この日は何人かから質問が。

そのなかのひとつをご紹介すると。
「ソースコードを公開すると、そのソースコードを持っていかれるというリスクがありませんか?」という質問が。

対するきくもとさんの回答は「ポケットコンシュルジュの場合、ソースコード自体で勝負をしているビジネスではないため問題ない」というもの。
もちろん何らかの技術的優位性のあるコードが含まれていれば、その部分はモックを使って隠蔽するといった処置が必要でしょうが、ほとんどのケースでその必要は無いでしょう。

このあたりを含め、従来的な考え方のところからスイッチする必要があるのかもしれません。

懇親会そしてLT!

Co-Edoで勉強会といえば、懇親会ありというのが定番です。勉強も大事ですが、仲間との交流も大切にしているからですが、クラウドソーシングの勉強会のシリーズは、懇親会参加が基本チケットになっています。

そしてこちらも恒例となった懇親会中のLT
今回は事例をお話しできるのが、照明情報 スマートライト中畑隆拓さんだけでした。
が、その内容も非常にノウハウに富んだものでした。

ちなみに懇親会の食事はクラウドワークスさんから多大な補助が!(上述のプレゼントのうちのひとつです)

いつもは軽食という感じですが、この日はコンティエメール銀座店の美味しいサンドイッチやピザでお腹いっぱいになりました。











次回は9月24日(火)「Shufti(シュフティ)」です

さてこの勉強会、 #1 という表記から分かるようにシリーズものです。
今回はクラウドワークスさんでした。募集開始後にクラウドワークスさんまわりでいろいろな話題が沸き上がり、非常にタイミングが良くなった第1回。
第2回は、Lancers(ランサーズ)ではなくて(笑)老舗のクラウドソーシング事業者Shufti(シュフティ)です。

懇親会中にLTをしてもらった中畑さんが、自身のブログ記事作成のネタ提供者をクラウドソーシングで募集したという話をしていましたが、単純作業や事務作業が好きで得意な方が多く登録しているShuftiは、まさにぴったりかもしれません。
『開発者はコード書くことに集中し、単純作業はクラウドソーシングを活用する』という形態は少人数開発にぴったりかもしれませんね。

今回参加できなかった方やShuftiに興味のある方、ぜひ9/24ご参加を!

ギャラリー













このエントリーをはてなブックマークに追加コワーキングの文化を広めるため、はてブやシェアにご協力ください