2019年9月30日月曜日

Co-Edoの料金改定(外税化・値上げ)と新サービスのご案内

みなさんこんにちは。コワーキングスペース茅場町 Co-Edoの田中弘治です。
増床を決断したとき以来ぶりに迷いに迷ったのですが、Co-Edoは2019年10月1日よりドロップイン料金を外税化いたします。

1日利用の料金は、現在の1,000円(税込)から10月以降1,100円(税込)となります。
外税化と言ってますが、厳密に言うと値上げということになりますゆえ、直前でのご案内となりまして申し訳ありません。

また、10月より、PCロッカー無償化および、回数券の再購入割引制度を実施いたします。
その他の特典含め、後段にてご案内させていただきますね。



決断にあたり

Co-Edoは2013年1月にグランドオープンして以来、終日利用のドロップイン料金を税込み1,000円で提供してまいりました。
当時の消費税率は5%で翌年4月から8%となることが決まっていましたが、当時は現金での支払いしか受け付けておらず、千円札1枚もしくは五百円玉1枚というオペレーションの簡便さを優先し、引き続き内税で運営してきたしだいです。

Co-Edoは、非会員からの売上が会員売上の倍以上あるコワーキングスペースであり、これはおそらく全国的にも珍しいスペースだと思います。
勉強会が開催しやすい料金設定であり、また、Co-Edoが勉強会主催者を各方面から支援しているということもあり、年間で500以上の勉強会等のイベントが開催されていて、その点においても、この千円札を受け渡すだけの受付は、スタッフ・利用者双方にとってメリットがありました。

一方で2016年、中小規模のコワーキングスペースとしては早い段階から交通系を含む電子マネー決済を導入、その後クレジットカード決済も可能にし、2018年10月からは(Co-Edoの利用者がサービス開発に関わっていたということもあり)PayPayを導入、その後QRコード決済も概ね利用可能になっています。
現在では純粋なドロップインの決済の数割は、電子決済で行われるまでになりました。
利用者の利便性の向上につながるものは、今後も引き続き他スペースに先駆けて実施していきたいと考えていますが、他方、日本では電子決済の手数料は店舗が負担する必要があり、この負担を考慮すると、1売上からの利益率は下がる一方といえます。

Co-Edoはもうすぐ7周年を迎えようとしていますが、ありがたいことに数多くの利用者に活用いただいていまして、いまさら消費税率が2%上がろうと(=ひとりあたりの終日利用のドロップイン料金の利益が20円弱減ろうと)収益性のインパクトはほとんどありません。
だったら値上げするなよという話になるのですが、それでも価格改定に踏み切った理由は別にあります。

Co-Edoはフリーランスの方も多くいらっしゃいまして、その方々に仕事を依頼し請求書を出してもらうこともあるのですが、その際に必ず「消費税はちゃんと上乗せして請求してください」と伝えています。
消費税というのは間接税であるからか、みなさん「支払っている」という認識は強いのですが、どのように税金を納めるかという視点で考えている人は少ないかもしれません。消費税の免税事業者の方に対して「請求時に消費税を上乗せしてはいけない」とか「上乗せしている事業者は消費税分まるまる得をしている」とか、知識が足りないゆえの誤解をよく耳にします。
消費税の仕組みを理解しないまま、納税しないのだから請求時に上乗せしないという話を聞き及び、それ以来「事業者として」しっかりと請求をしてもらうようにしているのです。
どんなに小規模でも、たとえそれが副業であっても、事業者は事業者であり、諸々の経費として支払うときには消費税を負担しているわけですから、売上を上げるときに正しく請求するのが、あるべき姿でしょう。
その後事業規模が拡大したあかつきには、課税事業者となり確定申告してほしいと、Co-Edoに関わるフリーランス(をはじめとしたすべての事業者)に思っているのです。

そのCo-Edoにおいて、電子決済が増えていくなか、現金授受の簡便さを理由に内税を続けるということに、ふと矛盾を感じ始めたのが今年のはじめでした。
しかし、一方で、ぜったいに値上げをしたくないという頑なな想いもあり、逡巡する日々。
この文章を書きはじめたのは今月はじめだったのですが、それからも「やっぱり値上げはやめよう」と何度か考え、いろいろ、ほんとうにいろいろあって、最終的には「(このタイミングを逃すのは)数年後ぜったいに後悔するだろう」という、やや消極的な理由で、当初の予定どおり外税化と相成りました。

そんなわけでこんなタイミングでの発表となりまして、本当に申し訳ありません。
ドラクエウォークが配信され遊んでていたからこのタイミングになったわけでは、決して、まったくもって、天に誓ってありません。
(ちなみにレベルは33~35。こえどりあんという名前でやっています。フレンド申請はお気軽にどうぞ)


一部のイベント主催者の方々には、先行して「外税化させてもらおうと思っています」という話はしていましたが、みなさん好意的な反応で、「税込み1,100円でも安すぎる」とか「(値上げが)遅い」というかたが大半でした。
もちろん心のなかでは違うのでしょうが、それでも、Co-Edoのことをよく理解していただいているのは間違いありません。
ほんとうにいつもありがとうございます。

月額会員の料金について

なお、月額会員につきましては、もとより外税のため、消費税率の変更のみとなります。
(既存の会員にはご案内済みです)


そんなわけでCo-Edoは、これからも利用者とともに、発展していきたいと思います。
(次の増床はいつ?という質問はたまにありますが、いまのところ全フロア埋まっているので、チャンスはありません)

その他のご案内

さて、外税化のご案内といっしょに、このタイミングでなにかサービス提供できることはないかなと考え、いろいろと準備しているなか、さしあたってつぎのふたつをご案内させていただきます。

PCロッカー(一時利用)無償化

昨年より、会員向けのロッカーに加え、15インチのMacBook Proも入れることが可能な、PC向けのロッカーを提供しています。
月額利用が月1,000円(税別)のほか、営業時間内の一時利用が300円(税込)、翌日まで利用する場合で1,000円(税込)という料金設定でしたが、Co-Edoの利用者も増え、以前のように顔見知りばかりということでもなくなりましたので、もっと利用しやすいように営業時間内の一時利用を無償化することにしました。

10月1日以降の新料金は、次のとおりです。

  • 営業時間内の一時利用・・・無料
  • 翌日まで利用(1泊)・・・1,100円(税込)
  • 月額利用・・・1,100円(税込)


無料利用が可能なロッカーの個数は限られていますので、昼食等の一時利用で使う場合は、譲りあってご利用いただけると助かります。
無料利用分のみ次のように自由にご利用可能です。空いてるロッカーにものを入れたあと、任意の番号を設定し施錠してください。
設定した番号を忘れた場合および間違えて設定してしまった場合、解錠手数料が必要です。

回数券再購入割引

10月からの外税化により、回数券(1,000円×6回)の料金は、従来の5,000円から5,500円(税込)に変更になります。
なお回数券の購入は現金のみで、購入日より90日間ご利用可能です(複数人で使用することも可能ですが、切り離して譲渡することはできません。回数券購入者が立ち会いのもと会計してください。またイベント利用には使えません)

回数券所有者が最後の回数券を使用する際、次の回数券を購入する場合、4,950円(税込)で購入可能な、再購入割引を設定いたします。
また、9月30日までに5,000円で購入した回数券は購入から90日以内であれば、10月以降のご使用でも差額をお支払い頂く必要はありません。

さらにお得になった回数券をぜひご活用ください。

そのほか、いくつか新サービス等を検討しています。
こちらにつきましては、ご用意できしだいご案内申し上げます。

キャッシュレス消費者還元事業対象店舗

Co-Edoはキャッシュレス消費者還元事業の対象店舗です。
キャッシュレス決済手段を使って決済をすると、最大5%のポイント還元が受けられます。
詳しくは消費者の皆様 TOP | キャッシュレス消費者還元事業をご確認くださいませ。

最後に

コワーキングスペース茅場町 Co-Edoは、これからも引き続き、第2世代型のコワーキングスペースとして、コミュニティを大切に、利用者とともに発展していくコワーキングスペースです。
変わらず変わり続ける。そんなスペースでありたいと思います。

いつもご利用いただいているみなさま、ありがとうございます。
しばらく間が開いているというみなさま、またぜひCo-Edoへ足をお運びください。
これまでCo-Edoにくる機会のなかったみなさま、これを機会にぜひどうぞ。

ご利用お待ちしております m(_ _)m

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