明けましておめでとうございます。
TANAKA Kohji です。
コワーキングスペース茅場町 Co-Edoが産声を上げたのは2012年の暮でした。12/14に物件を契約し即、椅子等を搬入。その数日後にはWifiを開通させて仮オープンということで、一夜城のように築いていったことを昨日のように思い出します。
そして年が明け、一年前の1/7にグランドオープンさせました。
1年経ちました。
コワーキングスペースの少ない「東京の東側」で、勉強会等がたくさん開かれるスペースにしようということで紆余曲折の末オープンした日から、365日営業してまいりました。
休むことなく無事一周年を迎えることができたのは、来ていただいたみなさんのご支援があったからこそです。
始める前は、「コワーキングスペースをやるべきか否か」を相当逡巡しました。
事業的に儲かりづらいビジネスであることは明らかです。それでもやりたいと思ったのは「はじめてコワーキングスペースに行った時のあの、繋がりが広がっていく素敵な体験」をぜひほかの人にも経験してほしかったからです。
だからメンバーが固定されがちなシェアオフィスに近いものではなく、思い立ったら立ち寄ることができるドロップインのスタイルに決めたのです。
利用者の方々への最低限の約束事は、「スペースがいつでも利用できること」でしょう。スペースを閉鎖することだけは「絶対に」しない、ということを心に誓いました。「絶対に」閉鎖しないと。
Co-Edoは、1年間運営してきて、ひと月たりとも人件費を考慮した利益を出した月はありません。ですが、とてもありがたいことに「物件を借りた月から」今まで、ひと月も収入が家賃(および水道光熱費)を下回ったことはありません。
とくに開設初期から支えていただいた方々には感謝してもしきれません。みなさんその後もことあるごとにCo-Edoを気にかけて頂いていまして、また多くの方にご紹介いただいているようで、Co-Edoはなんとかかんとか安定した航海を続けることができています。
サプライズの12月14日
昨年の12月14日、Xmasパーティのイベントを実施しました。その日はCo-Edoに関わる方々で、家族参加OKのイベントを行いました。いつもMCをやってもらっているリザ先生やわたしの娘が12月生まれということもあり誕生日会もかねて。リザ先生の用意したゲームを楽しんだりプレゼント交換をしたりして、とても賑やかな回だったのですが、とつぜん、いつもCo-Edoのイベント開催を手伝ってもらっている橋田くんが「2014年にCo-Edoでやりたいこと」と題してプレゼンテーションを始めました。
「朝活の回数を増やしたい」なんて話を聞いて、ああもっと頑張らないとって思っていたら、なぜか「2013年のCo-Edoを振りかえる動画」が再生されました。
再生する前は「これは何分後に泣けばよいの?」なんて軽口を叩いていましたし、再生中も、ひとつひとつの写真を見ながら、当時のことを思い出して解説したりしていました。
「ああ、今年はいろいろあったなあ」なんて思っていたら
「メッセージが届いています」と。
「え?メッセージ?Xmasパーティに?」と頭のなかは???マーク。
戸惑っているなか、何人かのCo-Edoについてのメッセージが読まれます。
いつものCo-Edoユーザーの暖かい言葉をいくつか聞いて感動していたら、英語の本を100冊以上執筆している晴山陽一先生の名前が!
何事も続けると結果が出ると思います。
ぼくも63年続けて、やっといい結果が出てきましたよ。(晴山陽一)
という深い言葉を贈っていただきました。
「続ける」ということの大事さの一端がようやく見えはじめた今、この言葉に感動しながら、やはり頭の片隅で「なぜメッセージが?しかも晴山先生まで」という疑問がもっと大きくなっていました。
そして見せていただいたのが、150人以上の寄せ書き!(pdfを開く) / by オンラインで寄せ書きをお届けするWebサービス ヨセッティ(yosetti)
寄せ書き:本当にありがとうございます! |
どうやら藤川友子さんをはじめとした仕掛け人の方々が、手分けしていろいろな方に声をかけ寄せ書きを集めていったようです。
そのことを想像すると、涙が出てきそうになります。そして
「Co-Edo1周年おめでとう」
と言われ、ようやく「ああ、そういえば、PAビルに移ってから、1年経ったんだ」ということに気づきました。
感謝の言葉を述べていると、この1年のさまざまなできごとを思い出し、今度は本当に、自然と涙が溢れてきました。
たかが1年ですが、されど1年です。
とにかく1年間なんとか続けてくることができました。
これからもCo-Edoは、航海を続けます。
コワーキングスペースがほかの(たとえば飲食店なんかの)事業と違う点として、「運営者と利用者が同じ方向を向いている」というのがあります。
しばしばコワーキングスペースの利用者の方が、本やセカンドディスプレイ用のモニターやゲームやMac用のグッズを提供してくれたりします。
これは「コワーキングスペースがよくなることが、すなわち自分自身のためにもなる」ということの表れだと思います。
飲食店ではこんなことはありません。「マスター、いつも使ってる刺し身醤油をあげるよ」なんていう人いないと思います。
Co-Edoが向かう先が、Co-Edoユーザーの向かう先と同じ方向を向いているかを意識して、2014年も運営していこうと思います。
どうぞよろしくお願いします!
(おまけ)バイリンガールのChikaさんからのメッセージ動画
先日勤めていたコンサルティング会社を辞め、YouTuberとして独立したバイリンガール英会話のChikaさんからもメッセージをいただきました。
ありがとうございます!
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