2013年1月7日月曜日

東京の東エリアのITビジネス・オープンソース系勉強会の拠点として「コワーキングスペース茅場町(Co-Edo)」を1月7日にオープン

【ニュースリリース】これは2013年1月7日に公開したニュースリリースです。

全文は以下のPDFファイルでご確認いただけます。
https://docs.google.com/a/daijiten.info/file/d/0B3MQ6t2MPabyOEw2TEZFMmhMR00/edit


東京の東エリアのITビジネス・オープンソース系勉強会の拠点として「コワーキングスペース茅場町(Co-Edo)」を1月7日にオープン

■概要


東京の東エリアのITビジネス・オープンソース系勉強会の拠点として「コワーキングスペース茅場町(Co-Edo)」が2013年1月7日にオープンする。
コワーキングスペースが少ない東京の東部でも秋葉原・新橋・上野などIT企業は多く、以前よりコワーキングスペースを求める声があった。勉強会等イベント開催のしやすさと海外からのゲストのアクセスも考慮し、東京駅から近く空港から一本で移動出来る場所でもある日本橋・茅場町エリアを選択した。
利用者は、月額およびドロップイン形式での利用が可能。
勉強会主催者は参加者が支払う利用料のみで勉強会開催が出来るため、参加者が想定を下回ってもスペースレンタル料支払いのリスクがない。
今後は地元企業、行政とのコラボレーションを通じて、新しい雇用マッチング・働き方を提案していくことを計画。3年後に同じスタイルのスペース10拠点への拡大を目指し、事業を展開していく。


■本文

□コワーキングスペース茅場町の概要

2013年1月7日、コワーキングスペース茅場町(愛称は「Co-Edo(コエド)」)が東京都中央区にオープンする。席数はオープンスペースに50席以上あり、作業に集中する利用者のための集中席が窓際に4席ある。
最寄り駅の東京メトロ茅場町駅から徒歩2分で、ビル入り口は永代通りに面している。
茅場町駅のほか、水天宮前駅、日本橋駅、八丁堀駅の4駅6線および東京駅なども徒歩圏内なため、多くの駅に乗り換え無しで移動することが可能な環境。
サービス内容は、立ち寄り型のドロップインによる利用が1日1,000円(2時間以内の利用は500円)で、電源・無線LANによるインターネット回線の利用や飲食物の持ち込みが自由に可能。外出の多い会社員やフリーランスの事業者などが、飲食店と違い時間を気にせずに使えるスペースである。
営業時間は10時から21時、土日も18時まで営業する予定だが、勉強会等のイベント開催は365日24時間いつでも可能。(※1)
月額会員(9,450円)になると、営業時間内はいつでも利用が可能である。
このほか平日日中のみの利用者や東京都以外に居住している利用者に対し、月額5,250円の特別会員を人数限定で募集する。
企業向けの福利厚生に使えるプランも準備中。契約企業が月額2万円程度支払うことで、社員が割引料金もしくは企業負担で利用できるようになるうえ、空き時間で業務したり情報収集の場として活用できる。契約企業は求人情報・案件情報等の掲示を行ったり、社内勉強会の利用も可能になる。

□運営者

Co-Edoがほかのコワーキングスペースと違い特徴的なのは、複数の運営者により運営している点。IT系の受託開発等でパートナーを組む、株式会社ダイレクトサーチジャパン(同一住所)と株式会社バンシステムズ (茨城県坂東市)とグレーティブ合同会社(東京都江東区)の三社を中心に、上場企業等数社の経営経験があるFeed-back.jpの清川達也と女性視点でのワークスタイルを提案するSpace Blissの小池安雲とともに運営している。
利用者はコワーキングスペースとしての通常の利用にとどまらず、IT系の勉強会・オープンソースソフトウェアの勉強会などとともに、マネジメントやマーケティングおよび新しい働き方の提案などの講座を受講できるという特徴がある。
コワーキングスペースの運営者は、それぞれが利用者間のハブとなりコワーキング利用者間の交流を推進する。IT系の知識はもちろんのこと、経営やマーケティング等その他の分野にも強い運営メンバーが利用者のビジネスをサポートする。
そのため、コワーキングスペースの主要な利用者であるIT系の開発者も使いやすく、一方で、それ以外の業種の人も自然とコラボレーションできる使いやすさが特徴。

□勉強会主催者のためのコワーキングスペース

すでに複数のイベント・勉強会の主催者からCo-Edoを利用した勉強会等の開催の打診があり、オープン前の時点ですでにAmazon Web Service利用者の勉強会やHTML5KARUTA等のイベントが開催された。今後もCSS Nite at Co-Edoやオープンソースソフトウェアのドキュメントの翻訳を行う勉強会、エンジニア向けの英語力を高める勉強会、その他朝活やランチ会が定期的に開催されることが決定している。
運営者が自ら主催している勉強会も多く、その経験をもとに既存のスペースでは実現が難しいイベントも開催できるようにした。たとえば同一会場で懇親会を実施する勉強会や夜通し行うハッカソン等のイベントも開催可能。参加者がスペース利用の料金を支払うのみで、主催者が勉強会開催にあたって費用負担を行う必要はない。プロジェクターやスクリーン、マイク、32インチモニター等の設備も無料で使用できる。
会場の使い方により30名〜50名規模のイベントの開催が可能で、コワーキングスペースとしての営業時間外であっても24時間365日使用できる。

□Co-Edo(コエド)の由来

「Co-Edo(コエド)」という愛称は、CSS Niteを主宰する鷹野雅弘氏(株式会社スイッチ 代表取締役/東京都足立区)が考案。コワーキング(Coworking)とエデュケーション(Education)が行われているオアシス(Oasis)という意味を持つ。江戸のように栄えた町を意味する「小江戸」にも通じる名称に、運営者の「日本橋・茅場町を中心に世界に羽ばたくベンチャー企業が集まる街に」との思いも重ねている。
「みんなで作るスペースにしたい」という希望から、facebookを通じて広く一般からロゴデザインを募集している。採用されたロゴの製作者には半年間利用できるパスポートを贈呈する。

□東京の東エリアを活性化させる

Co-Edoを日本橋・茅場町エリアで開業しようと決めたのは、交通の便が良いにも関わらず東京の東エリアに極端にコワーキングスペースが少ないため。コワーキングスペース利用者である運営者自身も従前よりその必要性を感じていたが、同業者と話しをしていて当エリアでのコワーキングスペースのニーズは非常に大きいと感じていた。
他にも渋谷新宿エリア以上の発展が望める地域だからという理由もある。ウォーターフロントにも近く、IT系を中心にベンチャー企業が集結しつつある。
今後は羽田・成田両空港からのアクセスの良さを活かし、海外からのゲストを積極的に招いたり、地元企業・行政とのコラボレーションを通じて、雇用やプロジェクト単位の事業案件のマッチングを行いながら、「コワーキングスペースに集まる人が物心両面で豊かになる」という理念を実現させるため、新しいワークスタイルを提案していく。
運営者のひとりFeed-back.jpの清川達也は「今後はワークスタイルの変化が急激に進んでいくことになる。組織ではなく個人の力量が大事になりCo-Edoのような場所を活用し他者と交流することで個人の力が掛け算で増大する」と見ている。
当エリアを皮切りに、Co-Edoと同じスタイルのスペースを全国に展開していく予定で、3年後には10拠点への拡大を目指し、事業を展開していく。





※1 勉強会が開催されない場合は18時で営業を終了する場合があります。